株式会社旭創業様

株式会社旭創業様

設立
1960年8月4日
資本金
3,200万円
従業員数
132名(2024年4月現在)
事業内容
食品関連資材・調理用消耗品の製造・販売
URL
http://www.asahi-so.co.jp/
株式会社旭創業様

紙のカタログからWebカタログに刷新し、
商品情報の充実と更新作業の利便性を実現

  • 課題

    取り扱い商品の改廃が多く、紙のカタログの更新作業効率化が課題

  • 選択

    Webカタログに実績のある制作会社とともに、検索しやすく更新しやすい内容に刷新

  • 制作

    営業をはじめ様々な関係部署の協力を得て、Webの特性を活かした情報の充実を図る

  • 展望

    Webカタログの豊富な情報を基盤に、社内の共通認識の形成、販路拡大にも期待

課題

頻度の多いカタログの更新作業が大きな負担に

橋場 千枝 様

お話を伺った方

社長室

橋場 千枝 様

カタログ改訂の経緯を教えてください。

最後に紙の総合カタログを作ったのが10年以上前で、その後はカテゴリーごとにピックアップしたカタログを作っていました。しかし弊社は取り扱い商品数が多く改廃のペースも早いので、カタログができた途端、商品に仕様変更や廃番が発生するようなこともあり、その都度正誤表やチラシを作成するなどして対応していました。Webサイトには、紙のカタログをPDF化したデジタルカタログを掲載していましたが、それも改廃の度に差し替えが必要で、費用も手間もかかっているのが課題でした。
またコロナ禍で、オンラインでの商談やメール等でのやり取りが増えたので、Web上のカタログが最新の情報になっていれば商談がしやすいのではないかというのも、今回のWebカタログ制作の理由の一つです。
そんな中で、当時の担当者が色々とネット検索をして、タクトシステムさんのWebサイトにたどりついたようです。

タクトシステムを選ばれたのは、どのような理由からでしょうか。

社内で、どのような形でWebサイトに掲載すれば更新作業がしやすいか検討して、ECサイトのような形がいいのではという案が出ました。そこでタクトシステムさんも含めた3社に希望を伝えて、自分たちのやりたいことが可能かということと、費用面や納期を比較して、最終的にタクトシステムさんを選ばせていただきました。
Webカタログは年内公開を目指していたのですが、タクトシステムさんはその目標に対してどういうスケジュールで作業を進めれば実現可能か、というところもご提案くださいました。また、紹介していただいた事例が弊社の希望に近く、完成形がイメージしやすかったです。制作チームにはWebに不慣れなものもいましたので、わかりやすくて良かったです。

選択

Webサイトならではの検索性を重視したページ構成

社内の制作体制を教えてください。

今回のカタログ改訂は、営業サイドからあがった要望だったので、営業経験豊富なベテラン社員がリーダーとなり、紙カタログ制作経験者とECサイトの管理や企業サイトの記事更新をしている私がチームに呼ばれました。チームは少人数でしたが、制作過程では作業内容に応じて、商品の仕入れや開発、品質管理など各部署に協力をしてもらいました。

Webカタログに変更するに当たって、どのような進め方をされたのでしょうか。

弊社はメーカーとして自社商品もあれば、商社として仕入商品の取り扱いもしていますが、今回は「自社ブランド商品に絞ったカタログ」という方針が決まっていました。カタログの内容については、どのような内容なら現場が使いやすく、お客様にも喜んでいただけるかを営業にヒアリングし、掲載商品については仕入れや開発の社員と検討しました。
実際の制作に当たっては、私たちからタクトシステムさんに見せ方や動きなどの要望をたくさん投げかけて、それができるかどうか、どのようなやり方があるのか、一つひとつキャッチボールのようなやりとりをして進めました。掲載する商品数が多く階層も深くなりがちなので、特に商品カテゴリーのところは色々ご提案いただきましたね。その中で早くたどり着く方法として、現在のアコーディオンメニューを採用しました。

商品カテゴリー以外にも商品を探すための色々なコンテンツがありますね。

自分の欲しい商品がはっきりしている人や、商品の使い方がわかっている人はキーワードで検索できます。でも弊社がどのような商品を扱っているのか知らない人や、漠然と商品を探している人にとっては、キーワード検索以外にも色々なアプローチ方法があった方がいいのではということで、カテゴリー以外にも商品をまとめて見られるようにしたいとご相談しました。
最初は利用シーン別に分けるつもりだったのですが、カテゴリーとシーンが被ってしまうところも出てきたので、議論を重ね検討をした結果、最終的には今の「おすすめキーワード」になりました。SNSの#(ハッシュタグ)のようなイメージです。

制作

掲載できる情報量が増え、わかりやすさも向上

紙のカタログとは異なる作業も多く発生しましたか。

紙の場合はスペースが限られているので、掲載できる情報も制限がありましたが、Webカタログになったおかげで自分たちが載せたい情報をかなり網羅することができました。ただ想定より商品選定や情報整理に時間がかかってしまい、公開時期を考えると、チェックの時間があまり取れなくなってしまいました。そこで、Webカタログは公開後も追加・修正ができるので、最初から完全なものを目指しすぎず、まずは外せない商品とその仕様について間違いがないように進め、後は段階を踏みながら商品や説明を追加していこうという考え方にシフトしました。
仕様については、商品のカテゴリーによっても表示したい項目が違うので、レイアウトについてはかなりタクトシステムさんに相談しました。アイコンや備考欄も活用して、その商品に関する伝えたい情報がわかりやすく整理できたのではないでしょうか。

Webカタログは写真もたくさん掲載されていますね。

商品やパッケージ、使用例など、用意できる写真はできるだけ載せています。商品仕様に記載したサイズがどこを測ったものかわかりやすいように、商品によってはサイズを併記した写真も掲載しています。商品の写真撮影は自社で行っていますが、担当する社員がわかりやすさに配慮し、商品の角度などを一つずつ考えながら丁寧に作業をしてくれました。写真がたくさんあるのでわかりやすいと、お客様からも評判が良いです。
それから商品の説明文章は、制作チームが考えたものをベースに、営業からも意見を聞いてまとめました。そのおかげでお客様が見てわかりやすく、社員が見てもわかりやすいものになったのではと思っています。

印刷にもこだわられたと聞きました。

最近はWebサイトをプリントアウトして見る人は少ないとは言われたのですが、「不慣れなお客様も使いやすいように」とチームリーダーの強いこだわりがあったので、印刷に対応できるようにレイアウトしていただきました。A4サイズで印刷またはPDFにしてチラシ代わりにも使えるので、結果的には営業も便利に使っています。

紙のカタログと比べて、コスト的にはいかがですか。

紙のカタログは制作費以外に送料や保管スペースも発生するので、効率や時間的な部分も含めてトータルで見れば、コストは削減できていると思います。

図版

展望

Webカタログをきっかけとした販路拡大に期待

新しいカタログはどのような方法で告知されていますか。

企業サイトやSNSでの告知、メールの署名にリンクを貼るのはもちろんですが、Webカタログの紹介とQRコードを掲載した名刺サイズのカードを作成して、お客様に配っています。このカードがあれば営業もお客様に話題を提供しやすく、また重いカタログを持ち歩く必要もありません。商談中、QRコードを読み取ってその場で見ていただけるので、お客様にも使いやすいと喜んでいただいています。お客様自身が、自社のお客様に配りたいとおっしゃってくださったこともありました。特に、展示会ではその場に用意していない商品もタブレットなどでご覧いただくことができましたし、持ち帰られたカードからカタログをご覧いただき問い合わせをいただいたこともありました。
今後はほかの印刷物にもQRコードの記載を検討しています。
実はこのカードについては、タクトシステムさんにヒントをもらっています。打ち合わせの中でどうやってカタログの完成を告知するかという話が出た時に、色々とアイデアをいただいた中に印刷物があったと記憶しています。

今回のカタログは多くの社員の方々の協力があって完成した感じですね。

制作チーム自体は少人数でしたが、本当に色々な部署の社員が協力してくれました。どうしてもカタログ制作は、管理部門がやるという意識になりがちです。今回のカタログは、社員の知識と経験を反映したいと思い、制作途中にも営業部を中心に社員に意見を聞いたり、チェックしてもらったりしました。営業も自分の意見が反映されたことでカタログに愛着が湧いて、お客様にも説明しやすくなったかもしれませんね。
また営業活動においても、今まではメールにPDFの資料やチラシを添付してお電話で説明していたものが、ある程度はWebカタログで内容を理解していただけるようになり、商談・採用までのスピードが早くなるのではと期待しています。商品ごとに作成しているチラシもダウンロードできるようにしているので、さらに便利になっていると思います。
それからもう一つ、Webカタログの存在は社員の共通認識の形成にも役立っています。弊社は自社商品以外の取り扱い商品も多いので、営業は覚えることが多くて大変です。そのためWebカタログには仕様だけではなく、それぞれの営業が持っているノウハウのような内容も掲載するようにしました。様々な情報をWebカタログに集約できたことで、これまでは先輩に聞かないとわからなかったような情報も簡単に知ることができ、新入社員などの教育にも役立っています。

Webカタログを活かして、今後はどのような展開をお考えですか。

まだオープンしてから日が浅いので、まずは自分たちもお客様にも、このWebカタログに慣れていただいて、より多くの方に使っていただくことが大事だと思っています。また、商品によっては内容が十分ではないものもありますので、引き続き営業から意見をもらいながら商品説明を充実させていくつもりです。
弊社のお客様は食品工場や飲食店が中心でしたが、Webカタログができたことで、今後はそれ以外の業種や一般ユーザーの方々の目に触れる機会も増えてくると思うので、このWebカタログをフル活用して販路を拡大していければと考えています。

制作物

  • Webカタログ
    Webカタログ
横浜元町ショッピングストリートウェブサイト

横浜を代表する商業地である元町ショッピングストリートのウェブサイトを全面リニューアルしました。
ユーザビリティ・コンテンツマーケティング両方の観点から見直しを行い、デザイン・仕様を一新しています。

株式会社ワイイーシーソリューションズ様

×

トール株式会社

トップページのリニューアルに伴い、デザイン変更のほかにGIFアニメーションの制作も行いました。

トール株式会社様

×

コーポレートサイト

1,000ページを超えるボリュームのサイトをフルリニューアル。
顧客目線で使いやすいサイトを目指し、全体のディレクションから参画しました。

多摩ケーブルネットワーク株式会社様

コンサル型Webサイト構築

×

ドライブースLP

製品紹介をパンフレット&WebにてのPRツールです。
ビジュアルの企画立案からキャッチコピーの開発も行っています。

日本スピンドル製造株式会社様

コンサル型Webサイト構築

×