カタログの基礎知識

カタログとは?用途や種類別の特徴を詳しく解説!

2022.06.08 水

カタログとは?用途や種類別の特徴を詳しく解説!

カタログは、自社の商品やサービスを知りたい人にとって非常に重要な存在で、企業にとっても欠かせない役割を持つものです。
画像などが駆使されたカタログは商品やサービスが実際にどのようなものなのか想像するための一助となり、一覧化された商品・サービスは説明書としての役割を担います。
企業と消費者とのつながりのひとつとなるカタログですが、実際カタログにはどのような用途があり、またどのような種類があるのでしょうか。

カタログとは?パンフレットとの違いを解説!

よく並列で語られるカタログとパンフレットはどのような点で異なるのでしょうか。

カタログカタログ
商品やサービスについて網羅的に知ることができるものであり、その紙面のデザインについても、掲載されている商品などの配置は規則的であることがほとんどです。

パンフパンフレット
網羅的に情報を載せるというよりも、自社の商品やサービスの特徴、優れている点などの特に伝えたい事柄について、大々的に取り上げます。

パンフレットで企業を認知して企業イメージを高めてもらい、カタログで注文・購入してもらう流れが一般的です。

カタログは自社商品の一覧化に適している

カタログは網羅的に情報を掲載するため、自社商品やサービスの一覧化に適しています。
検索性を高めるために、用途など様々なジャンルにカテゴリーを分けることで、体系的に自社商品やサービスのラインナップを知ることができます。
目的の商品・サービスはもちろん、それ以外の商品についても目に触れさせることができるため、商品のスペックや説明書きなどの具体的情報による比較検討がしやすくなります。
そのため、情報が一覧化されたカタログは、関心度の高いユーザーに対して効果を発揮する媒体だといえるでしょう。

カタログは「商品の選択・注文」が目的

カタログの主な利用目的は、「商品の選択・注文」
そのため、カタログには商品同士が比較しやすくなるような情報を必ず入れるべきです。
具体的には、サイズや仕様、どのような機能があるかなどの商品スペックを詳しく掲載することが必要になります。

カタログの種類別の特徴と使用例

カタログは大きく分けて、以下の4種類があります。

1. 商品(サービス)カタログ
2. 総合カタログ
3.通販カタログ
4. Webカタログ

カタログは、自社商品の情報、商品そのものを求めるユーザーがアクセスしやすい種類を選んで制作すべきだといえます。
それぞれのカタログについて、その特徴と使用例を解説していきます。

1.商品(サービス)カタログ

一般的な消費者にとって、もっとも身近に触れる機会の多いカタログといえば、商品(サービス)カタログだといっても過言ではありません。
通常想像するカタログは、見開きに複数の商品(サービス)が規則的に並び、どれを購入すべきか検討することができる仕様になっているものではないでしょうか。
それでは商品(サービス)カタログの特徴とはどのようなものなのでしょうか。

商品(サービス)カタログの特徴

商品(サービス)カタログは、外部に提供している自社商品・サービスについて網羅的に掲載しているものをいいます。
ユーザーが購入を検討する目的で使用するカタログになるため、実際にのイメージが掴みやすいような情報から、基本的な商品スペックまで、様々な内容を掲載しています。

商品(サービス)カタログ使用例

商品(サービス)カタログは、購入または検討の段階で利用されます。
主に既存ユーザーが、オーダーツールとして活用します。

Aという商品を買いたいユーザーがいる場合の使用例

1.Aの属するカテゴリーのページを開き、Aの掲載場所やAの商品情報について確認する
2.同カテゴリー内の類似のBという商品と検討する
3.商品スペックや価格の確認、予算との兼ね合いも考えて、購入を検討する
4.購入する商品を決定する
5.発注、購入する。もしくは営業担当者に連絡し、商談を行う

商品カタログ

2.総合カタログ

総合カタログとは、一般的に、企業の取扱い分野やカテゴリーの全てにわたり、包括的かつ網羅的に自社商品・サービスについて掲載されているものをいいます。
商品(サービス)カタログは一部カテゴリーに特化したものが作られる場合がありますが、総合カタログはその名の通り、総合的に情報を掲載するものだといえるでしょう。
それでは総合カタログの具体的な特徴とは、どのようなものがあるのでしょうか。

総合カタログの特徴

総合カタログは、企業の商品・サービスについて包括的かつ網羅的に掲載しているものになります。
そのため、カタログの中でも特に分厚くなります。
ボリュームが大きくなることで持ち運びに適さない、情報量が多いために検索性が落ちるなどのデメリットもあります。
しかし、その一冊でたくさんの情報を一度に取得できる、企業の商品・サービスの全てにアクセスできる点は総合カタログの大きなメリットだといえるでしょう。

総合カタログの使用例

総合カタログも商品(サービス)カタログと同じく、商品やサービスの購入、または検討の際に利用されます。

Aという商品を買いたいユーザーがいる場合の使用例

1.Aの属するカテゴリーのページを開き、Aの掲載場所やAの商品情報について確認する
2.類似の商品などと検討する
3.商品スペックや価格の確認、他商品との比較から、購入を検討する
4.購入する商品を決定する
5.発注、購入する。もしくは営業担当者に連絡し、商談を行う

また、商品(サービス)カタログの側面以外に、パンフレット的な役目として、今後利用が見込まれる新規ユーザーに対して活用されることもあります。

総合カタログ

3.通販カタログ

通販カタログは、その名の通り、通販の際に利用されるカタログです。商品(サービス)カタログとしての機能も有しています。
昨今ECの発達により、紙に印刷された通販カタログの需要は減少しましたが、紙で検討したいユーザーに根強い人気があるカタログだといえるでしょう。
それでは通販カタログはどのような特徴があるのでしょうか。

通販カタログの特徴

通販カタログは、商品(サービス)カタログと同様の機能を有し、商品が必ず注文できる仕様になっていることが特徴です。
現在、通信販売はECサイトで行われることが増えましたが、通販カタログはPCなどの電子機器の操作が苦手という人々にとって、いまだに根強い人気があります。
また、ECサイトなどの閲覧画面と比べ、他商品の掲載が同一ページ内であったり、ページをめくるだけでアクセスできることから、商品の比較検討がしやすいという点も特徴のひとつだといえるでしょう。

通販カタログの使用例

商品(サービス)カタログと同じく、商品やサービスの購入、または購入の検討の際に利用されます。

Aという商品を買いたいユーザーがいる場合の使用例

1.Aの属するカテゴリーのページを開き、Aの掲載場所やAの商品情報について確認する
2.類似の商品と検討する
3.商品スペックや価格の確認、他商品との比較から、購入すべきか検討する
4.購入する商品を決定する
5.QRコードやカタログ付属の発注書より発注、購入する。

通販カタログ

4.Webカタログ

インターネット上のサービスの発展に伴い、Webカタログも多く見られるようになりました。
ECサイトを持つ企業においては、ほぼ確実にWebカタログも用意されているといっても過言ではないでしょう。
それではWebカタログの具体的な特徴とは、どのようなものなのでしょうか。

Webカタログの特徴

Webカタログは、商品(サービス)カタログなどのカタログ情報がインターネット上で見られるものをいいます。
どんな場所でも、インターネットに繋がる電子機器があればカタログ情報にアクセスでき、重い紙の冊子を持ち運んだり置き場所に悩むことがない点が大きなメリットだといえます。
ただし、紙のように読める使いやすいWebカタログもあれば、操作が難しいなど紙のカタログよりも使い勝手の悪いものもないとはいえません。
そのほか、既に廃盤になった商品など、掲載をやめたいものについて、情報の公開を停止することで対応できるなどのメリットもあります。

Webカタログの使用例

商品(サービス)カタログと同じく、商品やサービスの購入、または購入の検討の際に利用されます。

Aという商品を買いたいユーザーがいる場合の使用例

1.Aを販売している企業のHPなどからWebカタログにアクセスする
2.Aの属するカテゴリーのページを開き、Aの掲載場所やAの商品(サービス)情報について確認する
3.類似の商品と検討する
4.商品スペックや価格の確認、他商品との比較から、購入すべきか検討する
5.購入する商品を決定する
6.ECサイトがある場合はECサイトを利用、もしくは別の購入方法により購入する

Webカタログ

電子カタログをもっと知る

カタログ制作時の注意点

カタログを制作する際には、
まずどのようなユーザーを対象とするのか、そのユーザーにカタログをどのように使って欲しいのかという点を明確にする必要があります。

競合他社との比較、差別化や、ユーザーにとって対象からみて分かりやすい内容か検討することも必要だといえます。
対象と目的が明確でない場合、カタログの内容やデザインなどについての指針がない状態になってしまうため、必ず検討しなくてはいけません。

掲載内容については、競合他社と同等かそれ以上の情報量、質である必要があります。

具体的なスペックなど商品情報については不足がないようにしましょう。
また、ユーザーが情報を取得しやすく、比較もしやすいようなデザインを採用した方が、より効果的なカタログとなります。
カタログは既存ユーザー向けのコンテンツであり、より確実に需要をキャッチできるような内容にすべきものであるため、情報の充実に努めるようにしましょう。

まとめ

この記事ではカタログの種類のそれぞれの特徴や使用例について解説しました。
カタログは自社商品の一覧化に適し、商品の選択・注文ができるとても便利なものです。
カタログ制作の際には、どのようなユーザーを対象にするか、どのような目的で利用してもらうかという点を明確にして、情報の充実したカタログになるようにしましょう。

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  • この記事を書いた人

タクトシステム制作チーム

カタログ制作が得意なDTPオペレーター・デザイナーです。企業の販促担当様に向けたノウハウを発信しています。

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