プロモーショナル・マーケターを受験しました
こんにちは。プロデューサーのKです。
2016年11月に行われたJPM認証プロモーショナル・マーケター資格試験を受験し、何とか合格することができました。
各試験項目別の偏差値制で合否が分かれるとあって、最後まで気の抜けない試験でしたが、今回は私の奮闘を記してみようと思います。
○ 兎にも角にも「モチベーション」が大事
日ごろから、セールスプロモーションに関わるアレコレを生業として早10年余。
ぼちぼちその経験を資格というかたちに変えられるのでは!? と思ったのがきっかけです。
「日本でただひとつのSP専門職能認証制度」。とはいえ、年に1度の試験。
・・・実際に公式テキストを購入し取り組んでみると、暗記項目か?と思われるものから、考え方の順番まで覚えることは盛りだくさん!(^^;
ある程度の長期スパンで取組み、合格をもぎとるには何よりも、モチベーション維持が不可欠です。私の場合には先に述べた「経験の証をかたちに。」という気持ちが一番だったように思います。(資格に限らず、気持ちで動くのが小生の特徴的性質ではありますが^^)
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■プロモーショナル・マーケター資格とは
日本でただひとつのSP専門職能認証制度です。一般社団法人 日本プロモーショナル・マーケティング協会が資格を認証、年1回11月に認証試験が実施されます。
資格取得を通し、プロモーションとマーケティングの関連性を体系化する考え方を学ぶことができます。また効果的な戦術計画表現方法やその展開手法、さらに落とし込んでいく具体的なツールについてもより知識として深めていくことができます。
参照URL
http://jpm-inc.jp/examination/about.php
http://jpm-inc.jp/sub/what.php
○ 試験について
試験科目は、基礎知識と計画立案実技の2種に分かれます。午前と午後に分けて実施されます。
前者は選択式、後者は論述式で各120分ずつですが時間前に解答完了し、退席する方も少なくありません。
【基礎知識】
(1) プロモーショナル・マーケティングの体系と計画
(2) プロモーション手法の計画と展開
(3) プロモーション・メディア&ツールの制作
【計画立案実技】
(1) プロモーショナル・マーケティング戦略の設計
(2) プロモーショナル・マーケティングの戦術計画(実行計画) の立案
おおよそですが7月に試験や直前講座の申込開始、10月上旬頃が受験申込締切となります。Webサイトにてマイページを作成し、自身の入金や申込状況などを確認することができます。
○ 試験対策と試験当日
基本は独学になるかと思います。直前対策講座に参加すると大まかな試験概要や習得すべき事の全容がわかるとは思いますが、あくまで直前になるのでそこから色んなことを網羅していくにはちょっと時間が足りないかもしれません。
公式テキスト「プロモーショナル・マーケティング」はアマゾンなどで購入可能ですが、過去問や演習問題など市販されていないようなので、試験勉強の方法としても迷われる方が多いのではないかと思います。
【基礎知識】
ひたすら暗記です。
強いてポイントをあげるとすれば手法やツール名を覚えるのではなく、その仕組みの中のキーワードを覚えていくと良いかと思います。問題は選択式ではありますが、複数の( )に対し複数の選択肢が設定されていることと一部、引っ掛け問題的な紛らわしい選択肢も含まれていますのでその場で考えるというよりある程度“この手法にはこのキーワード”というように記憶しておく必要があります。特に体系と計画については考え方の部分なので、日常実務と連想づけて暗記することが難しく、個人的には苦戦しました。
【計画立案実技】
午後の試験。こちらの実技は午前の部の受験勉強で得た基礎知識をフル活用です。
(1)プロモーショナル・マーケティング戦略の設計
設問(課題)に対しまず「体系と計画」に基づき仮説をたてプロモーション手法の計画を行うイメージです。文章構成にはある程度模範解答といわれる“型”がありますので、ポイントを捉えていけば実務経験のない方でも問題ないと思います。また各プロモーション手法の内容(個性)の部分が合否に影響することはなく、あくまで“型”に論理性がありプロモーションとして機能するか?が合否の分かれ道となるようです。
市場は、・・・・。(要件定義の整理)
しかし・・・。(実際の市場状況)
そこで・・・・。(打つべき具体的戦略)
ざっくりですが、このような感じの文章600~1,000文字程度が求められます。
ただこの段階で課題が、弱者or強者のどちらの戦略が必要か?を見極めることが合否の大きなポイントとなるようです。
私は個人的な見解において強者戦略にヤマを張り試験に臨みましたところ、実際うまくいきました^^
(2) プロモーショナル・マーケティングの戦術計画(実行計画)の立案
前述戦略設計を基本知識試験科目にもある手法・メディア&ツールに落とし込む作業です。こちらの試験内容も(1)プロモーショナル・マーケティング戦略の設計同様に戦略の設計が間違った方向にいくことなく、一環した論述となっていれば、実行内容については善し悪しあまりないように思いました。
試験の緊張感もありますが、合計240分(9:30試験開始、休憩挟んで15:00終了)に及びますので、それなりの疲労が残りました。ただ一方、対策として勉強してきたことが発揮できたらそれゆえの充実感もあるのではないかと思います。
試験会場は青山学院大学(渋谷区)でしたので、私は終了後仲間ととりあえず明るい時間帯から試験終了の乾杯をして、互いの労を労い帰路につきました。
試験日が日曜日なので翌日の仕事は結構疲労感が・・・・^^
○ 合格発表後の流れ
合否についての連絡ですが、毎年クリスマス前後でしょうか?年末の慌しい中、午後13時ごろ。
マイページを確認すると試験結果のステータスが変わります。各試験項目別に自分の点数や偏差値が記載されています。
そして合格者には1月下旬ごろに、顔写真つきIDカードが届きます。顔写真は受験票提出時に貼付けたものが反映されます。
都度、メールにて運営事務局さんから事前にご案内いただけるので、いつごろどうなるのか?については、とてもわかりやすかったです。
○ 最後に
色んな資格試験がありますが、厳格かつ難易度は高めの試験のように感じました。
合格率については各試験項目に合格基準ありの偏差値制(上位者65%までが合格)ではあるものの、各項目において基準を満たす必要があるのでまんべんなく理解しておく必要があります。ですので、試験当日までの時間を均等に費やしていきつつ、自分の苦手科目に関して少し注力することが合格への近道な気がしました。
設問解読は文脈から当日考えるよりもキーワード暗記の方が得策のようです。
リアルなSP関係の提案現場においては、手法やツールありきで考えてしまいがちですが、マーケティング要素(ブランドの市場動向、市場地位、強み、弱みなど)をしっかり分析した上でその戦略を限定していく考え方は実務においてもすごく活用させてもらっており、この資格を取得してよかった点のひとつになりました。
何よりリアル実務の戦略を、マーケティング側面を考慮しより系統立てて考え、お客さまへより分かり易くお伝えすることができるようになれた事が、実務経験をかたちにする取組の本当の目的だったのかな? と考えています。
次機会には、合格率30%未満という「JAGAT認証 クロスメディア エキスパート」に挑戦し、自分の視野をもっと広げていきたいと思います!
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