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SNS運用前に企業が知っておきたい5つのポイントとは?

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日常的にSNSをチェックするのが当たり前の時代。
会社の規模や業種、BtoB、BtoCに関係なく、企業もSNS運用をはじめています。
今回の記事では、SNS運用前に企業が知っておきたい5つのポイントをタクトシステムSNSの“中の人”が経験談をもとにご紹介いたします。

 

 

SNS運用前に知っておくべき5つのポイントとは

「SNSはカンタン」と思われがちですが、運用するには様々なポイントがあります。
運用時のポイントを把握してから「どのSNSにするか」といった検討をはじめませんか?

 

1.SNSを運用している企業は、ほぼ、本気

上司から「SNSをやってみてほしい」と言われ、特になにも考えずにはじめてしまうのはキケンです!
X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSを運用している企業は、マーケティングや広報の一環としてSNSを活用しています。

そのため、
「インプレッションを稼ぐにはどうすればよいか?」
「CVにつなげるには?」
「就活生に見てもらうにはどんな投稿にしよう」
そのようなことを考えながら試行錯誤している企業が多く、それなりに時間やお金を費やしています。

ゴールを立ててからはじめないと、アカウントの世界観があいまいになり、最悪アカウントの作り直しが発生することも…。
まずは、運用開始前に何をゴールとするのかをはっきりさせておきましょう!

 

2.SNSをはじめる前に運用目的を決める

SNSを運用する目的はなんですか?
3つのパターンを例として、詳しくみていきましょう。

目的① 時代の流れに乗るため、とりあえず投稿をする

SNS運用をしていること自体が価値になっている昨今。
「とりあえず、月に一度SNSに投稿をおこなえばOK!」というケースもありますね。
このような目的でSNS運用をする場合は担当者の負担があまりなく、マイペースに更新できることが最大のメリットです。

これ以降は、SNSをなんらかの戦略として利用する方向けの内容になりますので、投稿自体を目的とする場合は参考程度に見ていただけますと幸いです。

 

目的② 売上拡大

「売上拡大」を目的にするならば、見込み客がSNSにたどり着くまでの動線を考える、キャンペーン施策を実施する、LPからの流入を想定するなど他の施策で地固めをしなければいけません。

投稿内容は、売上アップを狙う商材や商品のアピールを効果的に行うことがメインとなってくるため、SNSに限らないマーケティング施策全般を考えます。
このような目的でSNS運用をする場合、営業部門との連携も重要です!

 

目的③ 認知拡大・ファン獲得

「認知拡大やファン獲得」が目的の場合は、商材や商品をアピールしすぎるとフォロワーが少なくなってしまう可能性がありますよね。
さらに、お客様に向けたアピールなのか、就活生に向けたアピールなのかによって、内容や投稿時間も工夫することがポイントです。

このような目的でSNS運用をする場合は、定期的に分析をし、フォロワーの反応を見ながら投稿内容を改善していく必要があります。

 

3.最低限、毎日投稿

前述した【目的②売上拡大】と【目的③認知拡大・ファン獲得】を指標とする場合、フォロワーやインプレッションを増加させるには「毎日投稿が当たり前」と思うほど投稿量が求められます。

某歌舞伎俳優さんのブログも1日に何度も更新されていることで有名ですよね。
人気ブログとして多くの人の目に触れる(=バズる)ためには、毎日投稿が理想です。

以前、インスタグラムの運用をしていましたが、土日も休まずに投稿する方がアルゴリズム的によいと聞いたことがあります。
当社としては、土日に投稿をすることで「この会社、休みの日も働いてるの…?」といった印象を与えたくないという判断になり、あえて平日のみの投稿としていました。

 

4.アルゴリズムへの対応力が求められる

マーケティングを勉強している方ならピンとくるかと思いますが、SEOマーケティングと同様、SNSもアルゴリズムに従って投稿・分析・改善をしていきます。

各SNSツールに好かれる必要があるため、フォロワーの反応を気にしながらツールごとのアルゴリズムにも対応していくことになります。
SNSは変化が激しいですから、柔軟に対応できる体制が整っていることが好ましいです。

 

5.SNS=若い人 の思い込みは禁物

SNSというと、若い人のイメージがあるかと思います。
ところが、今やSNSは全世代で使われ、生計を立てる人までいます。若年層に限った話ではありません。

企業のSNS運用でよく耳にするのは「若いからSNS担当ね」といって、若手が運用を丸投げされてしまったというお悩み。

そこで私がおすすめするのが、投稿は若手、確認・判断はベテランが行う2人体制での運用です。
SNSは会社の認知度を高めるいわば広報。さらに、ひょんなキッカケで炎上してしまう可能性もあります。
担当者を若手社員に任せること自体は問題ありませんが、言い回しや内容の最終チェックは上司がするなど、若手の感性とベテランの判断力を組み合わせることが、良いと思います。

 

 

SNS運用のメリット

ここまで、SNS運用のポイントをお伝えしてきました。
SNSの運用は「思っているよりも大変」ということをお分かりいただけましたでしょうか。
とはいえ、SNSを運用することによるにメリットもたくさんあるんです!

スキルが身につく

SNS運用を行うと様々なスキルが身につきます。
例えば、
限られた文字数の中で必要なことを伝えるライティングスキル
日常のネタを掘り起こすアイデア力
成果を見直し、改善を繰り返す分析力 など。

SNSは短いスパンで投稿を行うため、長期的に行うことで経験値は各段に上がりますよ。

 

広報・宣伝になる

SNSを運用している企業とそうでない企業とでは受ける印象が異なると思います。
特に就活生にとっては企業の情報を得るのにSNSを活用することがありますので、SNSを運用しているだけで企業のイメージを伝えることができます。
就活サイトではわからない「日常」や「企業の雰囲気」を伝えることができるのもSNSの大きな魅力です。

 

コミュニケーションの幅が広がる

SNS運用をしていると、これまで接点のなかった企業担当者や就活生とつながることができます。
そこからコミュニケーションの幅が広がることもありますし、すでに接点がある人とSNSの話題で盛り上がることもしばしば。
「こないだ画像投稿していたお菓子食べたよ!」とか「いつもSNS見てるよ!」と言われると会話が広がりますよね。
SNS担当者のモチベーションアップにもつながります!

 

まとめ

本記事では、SNS運用前に知っておきたい5つのポイントと3つのメリットをお伝えしました。
SNSもマーケティング施策の一環。丁寧な計画立案や定期的な振り返り・改善が必要です。
とはいえ、担当者の負担にならずに楽しく発信できるといいですよね。
この記事がSNS施策検討の一助になれば幸いです。

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