先日、資格試験を受けるために勉強をしました。
序盤にポイントを理解して、あとはひたすら練習問題・模擬試験の繰り返し。久しぶりの勉強ということで、途中で心が折れないように「やることリスト」を作成。リストに沿って試験日までの具体的なスケジュールを立てました。そこで、思ったことがあります。
ものごとを達成するためには、「スケジュール」と「基礎」が重要!
企業動画制作も「スケジュール」立てて「基礎」(構想)を固めることが大事です!
[目次] |
動画制作のスケジュール
企業動画を制作するには最短で1ヵ月、多くのものは2~3ヶ月を要します。
※制作物によって期間は異なります。例えば撮影が必要な場合はスタジオやカメラマンのスケジュール確保が必要になりますので、3ヵ月~半年程度と考えておいてください。
制作会社に依頼をして、実際にスタートをすればあとは制作・確認の繰り返し作業です。
ただ、制作会社に発注するまでにも事前準備がありますよね。これにかかる時間は、会社ごと・人によって異なるため一概には言えませんが、「なんとなく」でスタートしてしまうと企画中断や納期遅延の可能性もでてきます。
前半は、制作会社に発注する前のスケジュール・必要なステップをご紹介します。
※ここからは私の実例ですのでこれが正しいとは限りません。参考程度にご覧ください。
【発注前やることリスト】
【Step 01】企画書作成①ゴール(公開日)を決める
私の場合、動画を作りたい!そう思って、まずゴールを決めました。公開日から逆算して何が必要か考えていくと具体的なスケジュールが作れます。
動画公開→動画編集→動画制作を業者に依頼&見積をとる→???
「何が必要か?」私はこんなことをリストにアップしました。
・企画書作成のために概要や目的を文字に書き起こす
・参考動画を探す
・使える素材はないか探す
では、詳しい内容をみていきます。
【Step 02】企画書作成②概要や目的を文字に書き起こす
まず、企画書作成のために以下の項目を文字に書き起こしました。
・どんな目的で動画を作りたいのか。
・ターゲットは誰か。
・ターゲットに見てもらうためには、どこに掲載するのか。(Webサイト?YouTube?)
・どんな動画にしたいか
思っていることを書き起こして頭の中のイメージを整理して内容を詰めていきます。
どの企画書にも言えることですがここでつまずくと、あとで”誰か”に突っ込まれます。
【Step 03】企画書作成➂ 参考動画や流用できそうな素材を探す
・参考動画
社内プレゼンする際や制作会社へ具体的なイメージを伝えるために参考になりそうな動画を見つけます。アニメーションや実写などイメージが類似しているものや方向性が似ているもの。目的が同じもの。どのくらいの尺がいいんだろ?など。
・流用できそうな素材
カタログやパンフレットなどで使用しているキャラクターや画像が使えないか?aiデータがあれば流用することが可能なので、予算削減にあたり活用できるものがないか?販促ツールに一貫性を持たせるために流用できる素材はないか?ザっと探します。(この段階では「ザっと」)
【Step 04】上長の承認を得る
この関門を突破すればあとは制作会社を見つけて発注をかけるだけ!私はここまで約1ヶ月半かかりました。ただし残念。詰めが甘かったので【Step 02】概要や目的を文字に書き起こすをもっとブラッシュアップさせなければなりません。みなさんはこうならないように祈っています…。
上記の工程を経てやっと見積り依頼や発注をします。もう一度言いますが、あくまで例です。マストではありません。ただし、発注までにここまで詰めておくとあとがラクですし、見積りの算出がスムーズになります。私の場合、自社で制作していますので見積依頼の工程は割愛します。制作会社に相談したところからスケジュールをみていきましょう。
ここからはわりと一般的なスケジュールです。
【発注後のスケジュール】
【Step 05】イメージをビジュアル化(絵コンテ)
動画制作会社に相談をすると、ヒアリングシートが貰えるかと思います。(ネットで検索しても出てきます)。【Step 02】概要や目的を文字に書き起こす で詰めた内容を記入し、より具体的にしていきます。
次に、ヒアリングシートの内容をビジュアル化して、項目がクリアできているか検討します。
- イメージに落とし込んだときに違和感はないか?
- 伝えたい内容と雰囲気が合っているか?
- 本当にこの内容で進めて良いのか?
「なんかイメージと違うかも…」はこの段階で解消してください。ここでしっかりと詰めておかないと方向性がブレてしまう場合があります。ゴールを見失わないためにもヒアリングシート(文字)を書いて、絵コンテ(ビジュアル)に落とし込むという作業が肝心なのです。
【Step 06】動画編集/確認
下準備が終わったら本格的にスタートです。絵コンテをもとに編集作業を行ないます。
確認する際は、以下のフローが必要です。
- イメージとかけ離れていないか?など内容の確認
- 担当者レベルでの確認→社内確認
- 修正したい部分に朱字を入れる
目安としては1週間で制作、確認に10日といったペースになります。
【Step 07】動画編集/確認(2回目)
修正があがってきたら納品前の最後のチェックです。修正内容によりますが、1回目ほどは時間がかからず、目安は1週間~2週間程度です。
- この部分、もっと目立たせてほしい!
- これで視聴者に伝わるか?
- 動画設置場所は適切か
もう一度確認しましょう。
【ゴール】納品
これらの工程を経て、納品・公開となります。発注から最短1ヶ月、通常2~3ヶ月が目安です。
なにごとも最初が肝心。
要件をまとめて上手にスケジューリングをして動画公開を目指しましょう!!
タクトシステムではご発注の検討段階でも絵コンテを無料でお作りします! お気軽にご相談ください! |