ATSUMARI Webマーケティング

コーポレートアイデンティティ(CI)は、顧客における企業のブランド力を高める。

2019.10.02 水

こんにちは!プランナーのタケっちです。

今回ようやく2回目の記事になります。遅くなった理由は色々と追われていたのです。トヨタレンタカーで車を借り家族総出で田舎に行ったり、キャンプと牧場体験のため千葉県に赴いたり。牧場でのヤギの散歩体験では引きずられてました。

ところで、どうしてヤギの目は横1本ラインなんでしょう?
2本ラインになるとソフトバンクです。3本だとアディダスです。アディダスにおいては「線を3本引くだけで、なんとアディダスになる」と世界中で認知済みです。皆さんも壁に三本線を引いて結界を張ってみてください。体温が上がり元気になるかもしれません。

 

コーポレートアイデンティティ”は将来実現したい企業ブランドイメージ

顧客に向けたコミュニケーション活動におけるコーポレートアイデンティティの目的は、企業のブランドイメージを積極的に創り上げていくことに他なりません。

未来に向け、積極的に社会に醸成したい“理想とする企業イメージ”です。

そのため企業の認知度を上げるよう印象に残る広告を打ったり、社会でどのように貢献しているのか・強みは何か…等、企業をもっと知ってもらい結びつきを強めるPR活動、取り扱っている商品やサービスなど商材を知ってもらい購入を促進する販促活動など様々なコミュニケーションを行っています。

これら各コミュニケーション施策の取り組みのキーになるのが、“一貫性”と“統合性”です。VI(ビジュアルアイデンティティ)のデザインプラットフォームにより統合されたクリエイティブ・デザインの下、一貫したコーポレートアイデンティティを中長期にわたり発信し続けることが肝要です。

 

コーポレートアイデンティティは各部門・各担当者と共有し常に一貫させる

企業は広報・PRといったコーポレートコミュニケーションをはじめ、広告、販促等様々なコミュニケーション活動に取り組みます。現代ではWEB媒体を軸に、様々の施策を連携させたクロスメディア戦略などをよく目にすると思います。例えばCMや電車広告で表示される「詳しくはWEBで…」といったアレです。電車内では大体皆さん手元にスマホ握っているので、効果的かもしれません(私はニュースサイトばかリ見ていますが。どれだけリーチされているのか、今度データを探してみます…ネットで)。

その際、企業内でそれぞれ複数の担当部門や担当者を横断することになります。広告担当者は広告媒体を企画し、販促担当者は様々なパンフレットやランディングページなどを企画、広報・PR部門ではコーポレートサイトを企画しTwitterでつぶやいたりもします。

その時、各担当者それぞれのデザインフォーマットを使用したり、ロゴを各々自由なやり方で表示したり、企業メッセージではそれぞれの主義を発信など行うと、これはいけません。顧客側が戸惑ってしまいます。「この企業が言いたいことは一体なんだろう?」となり、せっかくのコミュニケーションの機会を生かせず、企業ブランド力の強化につながりません。場合によってはブランドイメージの棄損につながります。貴重な予算の無駄づかいになります。

そのため自由な表現の中にもきちんとルールを設け、各担当者と共有しておく必要があります。デザインについてはVI(ビジュアルアイデンティティ)、いわばデザインや表現のプラットフォームを構築します。ブランド力のある企業では、例えば企業メッセージをタグラインにこめるなどし、各社一貫したコーポレートアイデンティティを発信しています。

ちなみにタグラインとはよく企業ロゴに組まれているブランドスローガン、例えば本田自動車なら“The Power of Dreams” 。長期にわたり使用されていますね。短期的なキャンペーンや販促物におけるキャッチコピーとは全く異なり、長期に渡って発信していく企業の本質を表現したものです。タグラインについてはいずれ記事にしたいと思います。

要するにコーポレートアイデンティティを各部門・各担当者と共有し、常に一貫することが肝要です。

様々なコミュニケーション活動において、一貫したブレないコーポレートアイデンティティを発信

様々なコミュニケーション活動において、一貫したブレないコーポレートアイデンティティを発信

顧客において企業ロゴは“共感と保証の印”

コーポレートアイデンティティを体現した企業ロゴは、顧客にとって「保証」の印
“この製品は、我が社の製品なので安心ですよ”、“この広告は我が社の広告です。だから面白いんです”…となります。

また何より「共感」の印。顧客において企業に関する知識・体験が積み重なるにしたがい、企業への共感と親近感が強まっていきます。
そして社会における存在意義と価値が高まっていきます。ファンのボリュームが大きくなると社会的な共有財産にもなり得、例えば企業ロゴをリニューアルするとなると、ブランドファンであるなしに関わらず議論も起きるでしょう。

大きくブランドロゴが入ったシャツを着るなど、時には顧客自身の表現にもなります。長く顧客と接触し受け入れられた企業ロゴはいずれ社会的な共有財産にもなり得ます。

例えばハーレーダビッドソン。ハーレーファンのイベントが催され、堂々とハーレーのロゴが入ったシャツを着て様々なアイテムを持ちます。もはや顧客自身の生き方・信条にまで合致するという、とんでもないことが起こり得ます。…この場合、ファンというよりマニアですね。

 

企業ロゴを目印に、共感や親近感が強まる。

企業ロゴを目印に、共感や親近感が強まる。

顧客・消費者における企業ロゴ

 

各担当部門・担当者の意志を共有するためのブランドコミュニケーションガイドライン

各担当部門、担当者の意志やデザインプラットフォームを統合するには、一定のルール作りを行います。その時開発するのが「ブランドコミュニケーションガイドライン」です。

いわゆるCIマニュアルやスタイルガイド(VI)と呼ばれるものです。企業理念など企業としてのコンセプトと、デザインルールを詳細に規定し編纂します。いずれガイドラインの詳細についても記事にしたいと思います。

第2回目となった今回は、顧客や消費者とコーポレートアイデンティティ(コーポレートブランディング)について書きました。

再度になりますが、キーになるのが“一貫性”と“統合性”。VIを運用し統合されたクリエイティブ・デザインで、一貫したコーポレートアイデンティティを中長期にわたって発信し続けます。そうすることで顧客や消費者において、コーポレートブランドが創られていきます。

「コーポレートアイデンティティ(CI)とビジュアルアイデンティティ(VI)、コミュニケーション企画についてもっと知りたい」
「ブランディングとデザインについてもっと知りたい」「自社の場合はどうすればいい?」「大型免許を取ってハーレーダビットソンに乗りたい」等々、ご要望がございましたらぜひお気軽にご相談を。

 

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