2019.11.01 FriNEW

others

ビジネス会計検定2級合格体験記

#資格

author:ビックリベア

こんにちは、ビックリベアです。

2019年8月4日にネットマーケティング検定を受験してから、約1か月後の2019年9月1日にビジネス会計2級の試験を受けてきました。

●試験会場

試験会場は蒲田にある東京工科大学。
校舎がすごく立派な大学でした。

東京工科大学
ちょっと気になったので、この学校法人の開示情報をチェックしてみました。
学校法人なので、通常の一般企業の財務諸表とは表記が異なりますが、以下のような感じでした。

事業活動収入(一般企業の売上高に相当):294億円
事業活動支出(一般企業の費用等に相当):231億円
当期純利益相当額 : 63億円
純資産:1,646億円

内部留保がとても厚い学校法人ですね。
お金はたっぷり持っていそうな学校法人なので、営業を掛けてみるのも面白いかもしれません。

●受験のきっかけ

それはさておき、会計系の試験を受けるのはとても久しぶりでした。日商簿記を受けたのが大学生のときでしたので、約30年ぶりです。

途中、証券会社勤務のときに証券アナリストの試験を受けましたが、この試験には財務分析という科目があるものの、どちらかというと証券分析が中心でしたので、純粋な会計系の試験はとっても久しぶりとなります。

さて、その会計系の試験でもビジネス会計という試験を受けるのは今回が初めてです。一応、自分の専門分野ということもあり、3級は飛ばして2級から受けてみました。

今回、部下が3級を受けることになったので、私も一緒に受けてみようということが受験のきっかけです。

3級と2級の違いですが、3級は単体決算が対象であるのに対し、2級では全てを連結ベースでとらえる内容となります。3級をベースに連結決算特有の表示や基本的な処理を覚えていけばすんなり頭に入ってくると思います。連結決算というと、公認会計士試験などではそれだけで1科目分になるくらいの大変な勉強となりますが、このビジネス会計試験では、連結といっても構える必要は全くなく、とても基本的な内容に留まっています。

弊社の属するグループもそうですが、上場会社グループの開示資料は、原則、連結開示が基本となっていますので、そういった資料を読みこなすためには是非とも2級までは取得しておきたいところです。

●勉強方法

勉強の仕方としては、公式テキストを参照しながら、「ビジネス会計検定試験 公式過去問題集 第4版」を単元ごとに解くという、いたってシンプルなもの。

【ビジネス会計検定試験 公式過去問題集 第4版】

ビジネス会計検定試験 公式過去問題集 第4版

この問題集は公式テキストとリンクしていて、章立ても同じなので、1章、1章つぶしていく感じです。第1章から第9章までつぶした後、第10章に総合問題があるのでチャレンジします。

会計系の試験は数学の勉強に似ているところがあるので、一足飛びに総合問題に飛びつくよりは、一つ一つ積み上げていった方が、最終的に総合問題は早く解けるようになります。

学習時間ですが、初学者の場合は200時間程度が必要とされている試験ですので、この分野に初めてチェレンジされる方は、余裕をもってスタートされることをお勧めいたします。

私の場合は、準備期間が1か月に満たない状態でしたので、第1章から第10章までを潰しただけで、問題集の最後にある2回分の過去問までは手が付けられませんでした。

実際に受験してみて感じたことですが、結構、ボリュームのある試験だなということ。試験内容は大きく会計学の部分と財務分析に分かれますが、財務分析のボリュームが結構大きいなと思いました。

大問が4題出題されるなかで、後半の2題が財務分析となり、それぞれ9頁(第25回検定)にわたる大きな問題で、最初みたときは結構圧倒されました。

そして、受験の結果ですが78点ということで、一応、合格はしました。しかし、正直、あまり点数は伸びなかったなあというのが本音です。やはり、過去問までしっかりやるべきだなというのが結論となりました。

[合格証]

合格証

[得点明細]

得点明細

●財務分析における各種分析指標について

この試験が日商簿記検定と最も違うところは、財務分析のマスターが必須であるところです。2級で出題される分析指標は公式テキストに記載がある範囲のみですので、私の場合は式の意味を理解した上でExcelに次にようにまとめて、空で言えるまで暗記しました。
各種分析指標

●試験本番のミシン目問題について

そして、本番のテストでちょっと気になったのは、問題の資料部分をミシン目で切り離しができるということ。

ミシン目で切り離し

これを、試験会場ではピリピリと切り離している方が多かったのですが、大問1問で4~5ページ切り離すことになるため、問題に取り組んでいると、「B/Sはどこいった」とか「P/Lはどこやったっけ」、「これは別の大問の資料だ」など、手元が散らかって試験に集中できなくなると思いました。作問者側は良かれと思って切り離しができるようにしているのでしょうけど、かえって混乱することになりかねないので、私個人としては切り離しをしないで対応するほうが良いと思いました。

●公式過去問題集について

今回使用した公式過去問題集はAmazonのレヴューを見ると何と1点というひどい評価です。その内容を見ると、「解説がお粗末で手を抜きすぎ」というものばかりなのですが、実際に使用してみて、確かに解説や解法の類はペラペラだなと感じました。特に総合問題は回答の手順をしっかり解説して欲しいなと思いました。しかし、他に参考となるような問題集がほとんど無いので、この公式問題集に頼らざるを得ない面があります。大阪商工会議所さんにはもうちょっと頑張って欲しいなというのが正直な印象でした。

●ビジネス会計検定を受験する意義

ビジネス会計検定は、財務諸表を作成するということを念頭に置いた簿記検定に対し、出来上がった財務諸表をどう読み込み、どう分析をするかという観点から作問されていて、経理等の専門部署に所属しない方々が財務諸表を活用できるようになるという点において、とても有意義な勉強の場を提供してくれる試験だと思います。また、日商簿記等の簿記検定を中心に勉強してきた方の中には、意外と財務分析の知識が無い方が多いので、そういういった専門部署の方にもビジネス会計の勉強は有効だと思います。さらにキャッシュ・フロー計算書が苦手な方にも、ビジネス会計の公式テキストではとてもわかりやすく解説されていますので、取り組む価値が高いと思います。

また、これは余談ですが、この試験の知識は株式投資にも役立ちます。ファンダメンタルズ分析に関して、主要な分析手法はほぼ網羅されているので、そういった意味でも使える知識が身につく試験だと思います。

専門部署の方にもそうでない方にも、チャレンジしてみることをお勧めできる検定だと思いました。

Category

author

BackNumber

2019
2018
2017
2016

TOPへ

Copyright © TACT SYSTEM Co. Ltd. All Rights Reserved.公式サイトへ